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海外での学術活動・国際交流のご報告(トルコ、セルビア 等)

2024.10.15

今回は、整形外科における、海外学術活動と国際交流に関して報告します。

まず、2024年8月30日〜31日に、トルコ・イスタンブールでWorld Expert meeting in Arthroplastyが開催されました(写真1)。世界中から約500人の人工関節の専門家(国際的医学研究誌の編集者を務める12名を含む)が招聘され、当科の本間康弘医師も10名からなる日本メンバーの一員に選ばれ参加しました(写真2)。2日間、7時半から18時まで学会会場に篭りきりで64個のテーマに関する議論を行いました。今回の議論内容は、世界的な医学的雑誌Journal of Arthroplastyに掲載される予定です。世界中のエキスパートによる議論を通して得られた医学的コンセンサス(合意事項。お互いに一致する意見。)を当院での診療にも活かして、きちんと説明可能な患者へのケアをこれからも実践していきたいと思います。

次に、2024年9月25日〜27日に、セルビア・ベオグラードで、44回SICOT Orthopaedic World Congressが開催されました。当学会は、まもなく100年記念を迎えるほど歴史が深く、またWHO(世界保健機構)の承認学会として由緒ある国際学会になります。ちなみに、昨年の当学会において、当院の金澤博明准教授と本間康弘准教授が、それぞれ最優秀ポスター賞と最優秀口演賞をダブル受賞した縁起の良い?学会であります(写真3)。今回は、本間康弘准教授が人工股関節の学会Faculty(講師団)として招聘され参加しました(写真4、5)。社会事情や患者さんの背景が異なる国々の整形外科医の意見交換は非常に興味深く、また日本からの知見の発表も多くあり、実りある有意義な国際学会でした。来年はスペイン、そして2026年は日本・京都で本学会は開催されますが、当院での診療内容や新たな研究成果をこれからも世界に向けて発信していきたいと思います。

記載:本間康弘