病院のご案内Hospital Profile

副院長・院長補佐あいさつ

副院長あいさつ

副院長古川芳明

順天堂大学医学部附属
順天堂東京江東高齢者医療センター
副院長
古川芳明
順天堂東京江東高齢者医療センターは、大学の医学部附属病院および東京都区東部二次保険医療圏の中核病院として、東京都による「高齢者の福祉と医療の複合体構想(隣接する介護老人保健施設と特別養護老人ホームと連携)の中で診療を行ってまいりました。当医療センターは129床の認知症病床を有しており、2012年には東京都の指定を受け、区東部(江東区、江戸川区、墨田区)を担当する認知症疾患医療センターを内部に開設しております。

1963年に全国で153人であった100歳以上の高齢者数が2020年には80,450人に達し、正に「人生100年時代」となり、また、わが国の高齢化率が25%を超えて超高齢化社会に突入し、しかも後期高齢者の約30%は要介護状態という状況下、多くの認知症患者さんを診療する当医療センターの副院長として(また認知症や難病の患者さんを診ることの多い脳神経内科の一人として)、メンタルクリニック、内科系および外科系の各科、リハビリテーション科、地域の医療機関・福祉施設の方々と密に連携を図り、身体合併症・周辺症状への対応を含めて「個々の症例に適した治療」・「100歳になっても健康に生きるための医療」を行ってまいります。

患者さんと平等の立場で接して真摯にお付き合いしていくことが大切と考えており、受診する全ての方々に“生活の質”を重視した診療を心がけておりますので、よろしくお願い申し上げます。

副院長あいさつ

順天堂大学医学部附属順天堂東京江東高齢者医療センター
副院長
宮内克己
このたび副院長、診療部長に就任しました循環器内科の宮内です。 宮嶋院長のご就任で新体制となり、古川副院長、植木院長補佐、船曳院長補佐と力をあわせ、これからも患者さんや地域医療に貢献できるよう勤めるまいりますのでよろしくお願いいたします。

当医療センターの理念は“医療の提供にあたり、順天堂の精神(天道に則り、自然の摂理に順う)と、学是:仁(人在りて我在り、他を思いやり、慈しむ心)をもって人命を尊重し、患者さんの人間としての尊厳と権利を守ること”であり、それを礎に基本方針の一つは「高齢者福祉・医療の複合施設」の中核の責任を担うことです。これらの理念や方針を基本に患者さんや地域社会のニーズに応えることが、当センターの組織としての責務であり。個々の医師、職員の職務であるあることはいうまでもありません。
よりよい医療とは一人ひとりの患者さんを知り、その患者さんのニーズに最適な診療をすることであり、その一つは、当医療センターは高齢者医療センターであり健康寿命へのより充実した対応と考えます。多くの患者さんを拝見するなかで、患者さんのニーズの多くは健康寿命の延延であることを痛感しています。我々の使命はフレイル(自立した生活は可能なものの加齢に伴う様々臓器機能の変化により様々なストレスに対して脆弱になっている状態)を適切に診断し、個々の患者さんにあったアドバイスを行い、寝たきりの予防に力を入れることだと思っております
フレイル予防は患者さんやその家族、そして我々医療者の希望でもありますが、健康長寿社会の実現にも大きな障壁となっています。そのために個々の患者さん病態に適合した治療戦略を確立していきたいと思っています。 また、地域医療の貢献として心臓病、呼吸器、消化器疾患など臓器障害に対する診療・加療にとどまらず、認知症やフレイルへの適切なケアやリハビリテーションを行い、地域に実践して還元できるように努めてまいります。

高齢者に対するきめ細かな相談と医療のサービスは、これまで以上に充実してまいりますので、皆様の一層のご助言ご鞭撻をお願いいたします。

院長補佐あいさつ

院長補佐植木理恵

順天堂大学医学部附属
順天堂東京江東高齢者医療センター
院長補佐
植木理恵
当医療センターは2002年に開院以来、日本の高齢化に伴い、アルツハイマー病などの認知症、生活習慣病や悪性疾患など、複数の疾患を併発している医療が必要な高齢者の増加に対応する為に、医師とともに他職種のコメディカルスタッフそれぞれの専門性を生かしたチーム医療を行ってまいりました。昨年度は新型コロナ感染拡大に伴い、より一層、診療科の枠を超えて、各部署のスタッフも一丸となり、診療にあたっています。

また、経験のない感染拡大の中であっても大学医学部の附属病院として、高齢者の心身や疾患の特徴を理解する努力をいとわずに、よりよい医療の探求、さらに高齢者医療に精通した医療・介護スタッフの育成も重要な役割と認識し、教育研究活動も止まらずに継続しております。

今年度は宮嶋院長、古川副院長、宮内副院長兼診療部長、船曳院長補佐、看護部、事務部などとともに、長年当医療センターで診療を行ってきた皮膚科医の視点を生かして、順天堂大学の学是である「仁」を心して、必要な時に安心して受診できるように、またご紹介いただけるように、地元の開業医の先生方や医療機関、行政、地域包括支援センターなどと相互連携のもと、きめ細かく患者さんそれぞれの状況に応じた質の高い医療を提供し、地域に貢献できる病院であるように努めてまいります。 今後とも、ご指導ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

院長補佐あいさつ

院長補佐船曳和彦

順天堂大学医学部附属
順天堂東京江東高齢者医療センター
院長補佐
船曳和彦
この度、令和3年4月1日付で院長補佐に就任致しました。
私は昭和57年に順天堂大医学部を卒業し、順天堂医院で内科臨床研修を修了後、腎臓内科学講座に入局し、小出 輝、富野康日己、各名誉教授に指導賜りました。

平成14年6月、東京都江東高齢者医療センター開設時に腎・高血圧内科科長として赴任致しました。平成16年4月、運営が学校法人順天堂に移管され順天堂大学医学部附属順天堂東京江東高齢者医療センターとなり、高齢者医学を追求する医療施設としてその役割を現在に至るまで果たしております。

当医療センターは、当初より地域の「かかりつけ医」との病診連携を重視した患者中心の医療を実践して参りました。今後も院長補佐として、かかりつけ医の先生方との医療連携に全力を尽くしたく、今後とも一層のご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。