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[耳鼻咽喉科]「めまいリハビリ入院」プログラムのご案内

2021.12.13

人がバランスを保つにあたり、平衡感覚はもちろん、足の裏の感覚などの体性感覚視覚、さらには下半身を中心とした筋力睡眠も非常に重要な要素です。これらの要素に問題が生じると、ふらつきの症状が出現します。 「体がふらつく」「めまいがする」といった症状にお悩みの方は少なくないと思います。当医療センターではこのような症状に対する原因の究明および個々に合わせたリハビリ指導を二泊三日の入院で行うプログラムを立ち上げました。(入院費用:2割負担の場合で約3万円程度)

「めまいリハビリ入院」プログラムのご説明

加齢性平衡障害とは、高齢者における緩徐に進行する持続性のフラツキ感を特徴としています。時に回転性メマイを伴う場合もあり、既存のめまい疾患(メニエール病や良性発作性頭位めまいなど)とは異なります。
内耳の平衡を司る三半規管などの①平衡器官の両側の機能低下に加えて、②加齢性の視力低下による視覚の情報低下、③筋肉、靭帯、関節などの体の維持や歩行に必要な器官の加齢変化、④脳の加齢変化によるバランスの認知能力の低下、⑤睡眠障害やそれに伴う睡眠時無呼吸による脳の認知、内耳の平衡器官、網膜、筋肉などの機能低下などの要因が挙げられており、非常に複雑な病態です。めまいや平衡障害に関連した社会的な問題とされている「転倒・転落」事故の予防にも本プログラムは貢献します。

今回の「めまいリハビリ入院」では、各患者様の加齢性平衡障害の原因を種々の検査によって明らかにして、その原因に応じた個別の平衡訓練プログラムを作成してご指導致します。
(ご自宅でも継続して実践して頂けるように指導させて頂きます。)

めまいやふらつきに悩んでいる方は、お気軽にご相談ください。

お問合せ先:耳鼻咽喉科外来 (順天堂大学医学部附属 順天堂東京江東高齢者医療センター)

*入院の際には現在使用中の眼鏡もご持参下さい。

こちらも併せてご覧ください。
高齢者に特有の“めまい”“ふらつき”を専門に治療。順天堂東京江東高齢者医療センター「めまいリハビリ入院」プログラム