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いびき・睡眠時無呼吸の簡易診断
耳鼻咽喉科
2023.02.08
睡眠時無呼吸症候群は、日中の眠気や集中力の低下を引き起こすばかりでなく、将来的に数々の生活習慣病を合併し、死亡率の増加を引き起こします。昨今は睡眠中の「いびき」「無呼吸」などの明らかな症状を主訴として来院する患者は少なくなっています。一方で、無呼吸の症状として見逃されやすい起床時の口腔内違和感・乾燥感・咽頭痛・違和感などは要注意です。これらの症状はいびきに伴う口呼吸が原因で生じており、睡眠時無呼吸の重要なサインです。また簡便な発掘法として、「アー」と発語させた際の口腔内観察で口蓋垂(のどちんこ)や咽頭後壁が明視できないことが挙げられます。当科では積極的に睡眠時無呼吸を発掘して、上気道内視鏡検査や睡眠ポリグラフ検査(polysomnography:PSG)によって原因因子を解析して、症例別の適切な治療法を選択しております。
PSG検査は木曜および土曜に一泊二日の入院で施行いたします。お気軽にご相談ください。