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リハビリテーション科のご紹介

2024.04.01

理学療法部門(理学療法士 常勤19名、非常勤2名)

理学療法では、日常生活を送る上で妨げとなる様々な障がい(怪我や病気)に対し、医師の指示のもとで運動療法や物理療法を行っております。1人1人の患者さんに合わせた環境調整や生活管理も行い、日常生活と社会参加の向上を目指しております。整形外科疾患、脳関連疾患の他、呼吸器疾患やがん、その他の内科および外科疾患で入院している患者さんを包括的に評価し、基本的な運動能力を最大限に向上できるようサポートしております。
運動療法室(約400㎡)にて、個別治療を中心に行っております。和室や階段などの自宅を想定した環境や、坂道や手すりのある屋外歩行練習コースも設けており、退院後の生活を想定した運動療法を実施しております。

作業療法部門(作業療法士6名)

作業療法では、身体や精神に障がいのある患者さんに対して、諸機能の改善・維持、あるいは、生活環境や道具などを調整しながら、その人らしく生活が送れるよう治療や援助を行っております。日常生活動作や仕事、余暇活動などの全ての活動が、治療の手段や目的となります。 病気や怪我などの影響により、今までの生活が送れなくなることや、入院中の不自由と退院後の不安事項などに対して、私たち作業療法士は、患者さんの生活上の問題点を評価し、理学療法士や言語聴覚士、病棟スタッフと連携をとり、身体機能面と精神機能面の改善・維持を目的に治療および援助を行っております。また、退院前には、自助具の検討や環境設定などを含めた日常生活に対する介入の仕方・援助方法も検討致します。

認知症治療病棟

当医療センターには、認知症治療病棟(43床)があり、リハビリテーション科では専従の作業療法士1名を中心に生活機能回復のためのリハビリテーションおよび生活指導を実施しております。
内容は、ラジオ体操、散歩、映画、革細工などの集団活動や創作活動を中心としたプログラムと、納涼会や運動会などの季節の行事も行っております。また、個々の身体機能にあわせて生活場面での治療や介助方法の検討を、ご家族や他職種との連携を図りながら行っております。

言語聴覚療法部門(言語聴覚士3名)

当医療センターの言語聴覚療法は、脳血管障害、神経・筋疾患を中心に、多岐にわたる疾患を対象としています。成人発声発語障害、摂食嚥下障害、失語・高次脳機能障害に対し、評価、治療、援助を行います。コミュニケーションが取れるように、会話方法の提案、ご家族に助言等を実施します。また、飲み込みの症状に対し嚥下造影検査にて評価し、食事姿勢、摂取方法、食事形態等を検討しています。各診療科、診療支援部門と情報共有し、退院後を見据えながら進めています。