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2021.05.12 (水)
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当医療センターにおける院内がん登録集計

「がん登録」とは、がんの診断、治療、経過などに関する情報を集め、保管、整理、解析する仕組みのことです。がん登録には「全国がん登録」と「院内がん登録」があり、登録の対象は「上皮内がんを含むがん」と「良性を含む頭蓋内腫瘍」です。
当医療センターの院内がん登録について集計しましたので報告します。
院内がん登録担当部署/診療録管理室

1.院内がん登録件数

院内がん登録件数(診療録管理室)

2016年からの男女別登録件数です。
外来の患者さんの男女割合(初診患者)は2:3ですが、がん登録数では男性が多くなっています。

2.年齢層の割合

性別年齢層の割合(2016-2019年)

男女別の年齢層の割合です。
男性では70代が一番多く、女性では80代が多い傾向にあります。また、60歳未満の比較的若い年齢層の患者さんも当医療センターで治療を受けられています。

3.部位別登録件数

部位別登録件数(2016-2019年)

がんの発生部位を集計しました。当医療センターでは男女とも「肺がん」が多い結果となりました。
男性は「肺」のあとは「前立腺」、「胃」、と続き、女性は「結腸」、「脳・中枢神経系」と続きます。

4.発見の経緯

発見の経緯(2016-2019年)

がんと診断された場合の発見経緯です。当医療センターでは「他疾患の観察中」が多く全体の41%を占めています。
自覚がなくてもがんと診断される場合も多くありますので積極的にがん検診や健康診断を受けることをおすすめします。

5.主ながんの臨床病期(ステージ)

臨床病期(Stage)

日本に多いがんとして、「胃」、「大腸(結腸+直腸)」、「肝」、「肺」、「乳房」があり、いわゆる5大がんと呼ばれています。その5大がん(乳房は除く)と当医療センターで多くみられる「前立腺」の臨床病期(治療前のステージ)をグラフにしました。
臨床病期は0期~Ⅳ期まであり、病期が早いほど治療効果が高く、進むほど治療が難しくなります。
当医療センターでは、高齢者にも負担の少ない低侵襲性の治療(内視鏡治療や腹腔鏡/胸腔鏡下治療)も積極的に行なっており、順天堂医院や順天堂浦安病院とも協力してがん治療に貢献しています。